行政書士とは

行政書士とは?

行政書士とは法律の専門職、書類作成のエキスパートです。
国家資格を有し、個人や法人から依頼を受け、国や役所に提出する書類の作成や許認可申請の代理、相談業務などを行います。
簡単に言えば重要な書類を作ったり、手続きを助けたりするお仕事です。例えば、お店を始めたい人が必要な許可をもらうための書類を作ったり、外国の方が日本に住むときのお手伝いをしたりします。また、遺言書のような大切な文書を作ることもあります。
私たちの暮らしやビジネスにまつわる様々な事柄で必要になる行政手続きを、法律家の観点でサポートします。
法律と関わりのある職業には弁護士や司法書士、税理士などがありますが、行政書士はその中でも特に身近な存在であり、「街の法律家」と呼ばれることもあります。

ご相談の流れ

お気軽にご連絡、ご相談下さい。

相談は予約制となっております。電話・メール・問い合わせフォーム・FAX、いずれの方法でも大丈夫です。また、料金など疑問点があればお気軽にお問合せください。

打ち合わせ、御見積もりをいたします。

面談を行い、具体的なご相談内容を伺います。また、ご相談内容に対する手続きの流れや費用について説明いたします。
ご相談内容についての関係書類や本人確認書類(免許証など)をご用意ください。
(お話がスムーズに進むよう事前に内容をまとめてメモしておくことをお勧めします。)
その後詳細な御見積もりを提示いたします。

業務範囲・報酬額を決定し、委任契約を締結させていただきます。

打ち合わせの際にご提案した内容と御見積もりにご承諾いただければ、正式な契約の成立となります。
契約書等への署名捺印をお願いいたします。

ご契約いただいた事案に速やかに着手いたします。

業務の遂行状況のご説明や必要書類のご案内をさせていただきながら、しっかりと業務完了までサポートいたします。
ご依頼の内容で不明点や変更点がありましたら、お気軽に担当者にお問い合わせ下さい。

成果物のお引き渡しと精算をいたします。

完了書類等の一式をお引き渡しして業務完了です。
お預かりした書類等は、この時点ですべてご返却いたします。
成果物お引き渡し時にお支払いをお願いいたします。
ご都合によりご来所いただけない場合には、郵送等の方法も可能ですので、担当者とお打ち合わせ下さい。

業務完結後もきちんと対応して参ります。

お手続が完了した後でも、収入の変化や依頼もれなどに気づいたら、お気軽にご相談ください。
またの機会のご依頼の際にも、スムーズにご依頼いただけるよう準備しております。

主な業務内容

暮らしに関する業務

Inheritance related

遺言・相続、成年後見関連

行政書士は、遺言書遺産分割協議書を作成することができます。またその際、作成する書類に問題点がないか法的分野からアドバイスすることもできます。
遺言書を作成する場合、財産管理の知識や土地建物の相続の知識が必要になるため、各専門家との連携が必要になる場合も出てくるでしょう。また相続に関しても、専門家との連携・調整が必要になる場合があります。成年後見制度は、認知症の方など、十分な判断能力を欠く方のサポートをする制度で、成年後見の必要な方を法的に保護し支援することも行政書士の業務範囲です。

 

Automobile related

自動車関連の書類作成、申請代行

自動車の名義変更手続きナンバー変更車庫証明書の申請などの諸手続きや許可申請も、行政書士の仕事です。ナンバープレートの取付や封印は、各地方の運輸支局で行うのが基本ですが、一定の研修を受けて登録された行政書士は出張封印することができるため、運輸支局に自動車を持ち込む必要がありません。
行政書士の中には交通事故や保険金の請求などを取り扱う、自動車の諸手続きのスペシャリストもいます。

 

Contract

各種契約書の作成、申請手続き

各種契約書の作成申請手続きも、行政書士の仕事です。内容証明書の作成、クーリングオフの手続き、示談書協議書などの民事法務にまつわる仕事もあります。
交通事故に関する手続き土地活用の契約書作成、内容証明にまつわる仕事、金銭消費賃借契約、住居用に家を借りる賃貸権の契約書の作成など、人々の生活に密接に関わっている仕事といえるでしょう。

 

International related

外国人就労、帰化申請などの国際関連業務

行政書士の仕事として、外国籍から日本国籍へ帰化を希望する外国人の帰化申請就労を目指す外国人の雇用に関する書類の作成や申請手続きなど、国際関連業務が数多くあります。このほかにも、在留資格の取得、永住許可、国際結婚など、外国人の生活をサポートする業務は多様です。
出入国に関する一定の研修を受けることにより、入国管理局への各種申請を行える資格を得た行政書士を「申請取次行政書士」といいます。

 
ビジネスに関する業務

Company establishment related

会社設立関連

会社を設立するには定款作成のほか、様々な書類の作成・申請が必要になります。行政書士はこの準備段階から相談を受けて関わることができます。
司法書士や税理士、社労士などとの連携も必要です。それらの資格も取得すれば、単独で業務を進めることが可能になるため、大きなメリットがあるといえるでしょう。

 

Intellectual property protection

知的財産権保護

知的財産権に関する行政書士の仕事は、著作権分野、産業財産権分野、農業分野、契約業務など、多岐にわたっています。著作権登録、プログラム登録、ライセンス契約など、知的財産権の保護も行政書士の仕事です。
具体的には、会社の知的所有権の保護を目的とした文化庁への「著作権登録申請業務」は、行政書士の専管業務とされています。会社が個人や他社の著作権を侵害しないように、アドバイス・確認することも、業務内容です。知的財産権保護は比較的新しい分野の業務といえるでしょう。

 

Application for permission

各種許認可申請の代行手続き

ビジネスにおいては、許認可申請が必要な業種が数多くあります。各種の許認可申請の代理・代行手続きも行政書士の仕事です。
許認可申請は、運送業、建設業、産業廃棄物処理業、飲食業など、さまざまな業界で多種多様なものがあります。例えば、建設業許可申請、入札参加資格申請、宅建業免許申請、風俗営業許可申請、運送業許可申請、産業廃棄物収集運搬業許可申請、飲食店営業許可申請、古物商・質屋等営業許可申請などです。

 

Foreign employment

外国人雇用に関する書類作成、申請代行

企業が外国人を雇用する際の必要書類の作成や申請代行も、行政書士の仕事です。出入国管理についての定められた研修を受けた「申請取次行政書士」は、申請人である外国人本人の代理として、出入国在留管理庁へ申請書などを提出できます。
「申請取次行政書士」が申請を代行することにより、申請人である外国人は出入国在留管理庁への出頭を免除され、仕事や学業への専念が可能になる仕組みです。

Consulting business

コンサルティング業務

行政書士は、中小企業に対して法務的観点から幅広いアドバイスを行えます。起業・創業支援から事業承継支援まで、企業のさまざまな段階を支援するのが特徴です。
経営者の抱える経営課題や法務問題に対して、関係する法令を熟知している専門家として、相談に乗り、アドバイスやサポートをします。コンサルティングは、各方面の法令知識を始めとする幅広い知見が求められる業務です。

まずは、お気軽にご相談ください。